【テクニファイバー】Tファイト305ISOFLEX基本情報・試打レビュー

テクニファイバー
基本情報(スペック)
フェース面積98sqin
平均重量305g±7g
平均バランス325mm±7mm
フレーム厚22.5mm
ストリングパターン18/19
長さ27in
グリップサイズ(国内販売)G2/3
メーカーカタログより

「ISOFLEX」搭載の今作のモデル

2022newモデル

モールドの変更はおそらく内容に思いますが、グロメットがISOFLEX構造になっています

旧モデル

並べてみると色の違いだけではなく形そのものが違います

左:旧モデル/右newモデル

ラケットトップ部・3時9時部分は特徴的な方になっています

newモデル3時9時
newモデルトップ部

ボトム部分は前作から変更が無いようです(色が違うだけ)

newモデル
旧モデル

ところで「ISOFLEX」とは何ぞやとということで

メーカーカタログより

「ストリングの可動域を均一化させ、スイートエリアとそうでない部分の差を少なくするもの」との事

  • ストリングの長い部分(3時9時部分)はフレームを柔らかくしてストリングをたわみにくく。
  • ストリングの短い部分(5時7時部分)はフレームを硬くしてストリングのたわみを大きくする。

このようにフレームの剛性を部分的に変えることでストリングのたわみが均一になるためにスイートスポットが広がるように感じるそうです。

打球感は非常に柔らかく感じます(旧モデルと比べると特に、他社のラケットと比較しても)

「ISOFLEX」のおかげなのか、スイートスポットも広く感じ、オフセンターでも面ブレがなく気持ちよく飛んでくれました。

ボックス形状のフレームではないですが、しっかり「ボールの乗り感」がありスライス系ショットのコントロールも良く、フラットドライブ系のショットも素直な軌道で飛んでいく感じ。ストリングパターンが18/19と結構密な仕様で、一見かなりのハードスペックのように感じますが、実際打つと縦糸が18本もあるように思わない位、飛びが良いです。

重量が305gに対してバランス325mmとかなりトップヘビーな設計になっていますが、ラリーをしている分には特に重く感じることもなく、振り遅れることもありませんでした。(注:重さの感じ方は個人差があると思います)

グリグリのヘビースピナーには回転のかかりがイマイチだと思いますが、フラットドライブ系・スライス系の方にはバッチリハマると思います。

まず、ストローク同様「柔らかい打球感」「面ブレがしない」所はボレーも感じることができます

おかげでかなりボレーがしやすいです。オフセンターで捉えてもブレないから、面が作れていれば相手コートに返ってくれる、弾かれてコントロールできないなんてことはありませんでした。

もちろん、ラウンド形状のような勝手に飛んでくれる感じではないので、しっかり引き付けて運んで行くボレーをしないと生きたボールはいきませんが、逆を言うと飛び過ぎないのでコントロールは良いと思います。

「面を感じられる」「スイートスポットが広い(面ブレが少ない)」「乗りと弾きのバランスが良い」この3つを感じられたことが、ボレーのしやすさにつながっているように思います。

サーブが一番トップヘビーの恩恵を感じました。(振れさえすれば)いつもと何ら変わらずスイングしているのに明らかにボールの威力(伸び)が良かったです。

実際相手のリターンミスもいつもよりは多くサーブでポイントを取るシーンも多かったです。

普段ミスの少ない対戦相手ですが、ほかのショットでも(バックハンドスライス・フォアのドライブ)ミスをしてくれたので、威力が出てるように思いました(正直自分ではボールがバウンド後にどの程度の威力かわからないので、相手の返球で判断)しかし、そのボールの伸びに頼りすぎで打ちすぎによるミスが増えそうな気がしないでもないです。

さすがに、長いラリーの展開になるとラケットヘッドが出てこない場面はありましたが、ほかの部分の打ちやすさが上回った印象で、トップヘビーのデメリットは受け入れれるきがします。

ラリーで感じた、柔らかさや素直な飛び(軌道)はゲームという状況(ラリーに比べ不十分な体制が多く、1球1球の緊張感のある精神状態)でも感じ方は変わらずでした、加えてボールの威力(バウンド後の伸び等)があるように思います。勿論、このスペックを振れる方にはなりますが、一度は試してみる価値はあると思います。

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