基本情報(スペック) | |
フェース面積 | 100sq.in |
平均重量 | 310g |
平均バランス | 315mm |
フレーム厚 | 23mm |
ストリングパターン | 18/20 |
長さ | 27in |
グリップサイズ | G2-G4 |
試打前の考察
その①
ストリングパターン18/20ですが縦横糸のピッチが広めで、プレステージPROの18/20とはかなり印象がが変わります。スピードPROのほうが比較的楽に扱えそうです。
そのほかの考察はスピードMP同様ですのでそちらの記事を参考にしてください。
ここからは実際の使用感をお伝えします
ストローク
- 打球感はシャープでぼやけた感じ少なめ
- 飛びは98sq.in16/19並み
- フラットドライブ系は〇
- スピン系は△
- スイングの遅い・小さい方×
- 「面」を感じやすい
打球感はスピードMP同様に前作よりは硬く感じ、ハッキリとしていてスポットと外した時の情報が手に伝わってきます。ストリングパターン18/20ということでインパクト時の「面」の感覚はつかみやすかったです。18/20と細かいストリングパターンではあるものの縦横のピッチが少し広いおかげで「飛ばない」と思うほどのハードな印象ではなかったです。飛び感でいうと98sq.inの16/19くらいに感じました。しっかり厚めに当ててフラットドライブ系のボールは素直に飛んでくれます。しかし、高軌道のスピンボールはそこまで回転がかからないので、しっかり振れる方でもタイプを選びそうです。
スイングの小さい方、遅い方は飛びが悪く感じやすいので向いていないと思います。
ボレー
- 弾きすぎない
- 乗せて運ぶイメージ〇
- 面を合わせるだけではパワー不足
- 割とスイートスポット広め
乗せて運ぶイメージのボレーは非常にやりやすかったです。弾きすぎず、面を感じやすく乗り感もあり打球感もハッキリしているので、手に伝わる情報通りの飛び感で、当てるだけでは良いボールはいきにくいですが、インパクトから一押しすればしっかりボールが走ってくれます。そして全くアシストが無いわけではないので少し外しても返ってくれるのでスイートスポットも広く感じました。ボレーもカット気味ではなくフラットに近い当て方をするほうがこのラケットの良さが出るように思います。
ゲームでの使用感/サーブ
- 良い意味でアシスト少なめ
- しっかり打っていく攻撃型
- 油断は禁物
- スピード・重さはピカ一/サーブ
良い意味でアシストが少なく、自分の打ったまんまのボールの飛びと軌道という印象です。暴発しにくく軌道も必要以上に上がらず直線的に狙っていくイメージを持つと軌道と着地点が一致しやすくコントロール性は高かったです。サボったり、油断するとそれなりのボールしか飛ばず甘くなったりミスになったりしますが、このくらいのスペックなら致し方なし。変に何かに秀でていないのでわかりやすく、「イメージと違う飛びをして振れなくなる現象」も起きにくい感じでした。厚い当たりでしっかり打っていく方、打っていきたい方・サーブ&ボレーヤー等に向ているのではないでしょうか。
サーブに関しても、ラケット自体に重量があるのでしっかり振れれば重くスピードのあるボールが行きますね。サーブで崩して3球目で打っていく、ボレーで決めるといった速い展開で攻撃的に仕掛けやすかったです。
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