【ダンロップ】FX500TOUR(2023モデル)

ダンロップ

スペック・デザイン

フェース面積98sq.in
平均重量305g
平均バランス315mm
フレーム厚21-23-21
フレックス(RA値)66
ストリングパターン16/19
長さ27in.
グリップサイズG2/3
メーカーカタログより

全体的にマット(つや消し)で鮮やかなブルーがメイン

前作のブラックメインからはかなりイメージが変わり、爽やかな感じでコートでも目を引きそう

前作からの変更点

フレックス(RA値)が「前作:70」→「今作:66」に変更され、しなりやすくなった

外観からはわからないが、グロメットの溝の深さが深くなり、よりストリングの可動域が大きくなり球持ちが良くなり、それによりスイートスポットの拡大・ボールスピードが向上

どれも外観からはわからない変更点ですが、かなり打球感がかわりそうです

実際の使用感

ストローク


打球感は前作に比べかなり柔らかく、球持ちも長く感じます。

ダンロップらしい打球感という感じの「食いつく柔らかさ」、ダンロップのラケットはこの柔らさゆえにボールの飛び感がイマイチな印象ですが、このFXシリーズは反発系のラウンドフレームということもあり、飛び感も良く、乗りと飛びのバランスが良かった。

スピンは勝手にかかるようなイメージではなく、食いつく感じがあるのでインパクト後半でかけやすい感じで、決して弾きすぎてかからないということはないです。平均的にはボールの軌道は低めで、スピン系モデルのように少し軌道が上がるような感じではないです。

フェースが98インチなので振りぬきは良く、スイングしやすい感じ。程よいアシスト感のおかげで98インチの他メーカーのモデルよりも扱いやすい(初中級のプレーヤーでも十分に使える)と思います。

まとめ
  • 打球感柔らかめ(ダンロップらしい打球感)
  • 反発力やや抑え気味
  • スピンは自分でかければかかる
  • ボールの軌道は低め
  • 98インチの仕様では比較的扱いやすい

ボレー


弾かないので、ボレーのコントロール性は高め。

打球感は柔らかく、しっかりつかむ感じもある。フェースのたわみを感じやすくしなりはそこまで感じない。

フレームシャフト部分が広く設計されている為か、面ブレは少ない感じ。

弾きは弱いので、面を作るだけでは飛んでくれないので、楽な感じではないです。ボレーに「飛び・合わせるだけでパワーが出る」ことを求めてる方には合わないです。

サーブ・ゲームでの使用感


ラリーで感じた感覚と大きな差はなく、接触時間が長く暴発しにくく、ボックス形状のフレームのようなコントロール性の高さを感じます。

ボールの伸びはボックス形状のCXシリーズよりも良い印象で、CXシリーズ(特にcx200)にパワーを補いたいならこのFX500ツアーはかなり良さそう。

ドライブ・スライスどのショットにおいても癖がなく、過剰なスピンはかからないがイメージと乖離するような軌道や飛びすぎが無いのでゲームでもオールマイティーな感じで、幅広いプレースタイルに対応できそうなモデルです。

薄めの握りのフラット系でも弾かない分コントロールができ、クラシカルな打ち方でも違和感なく振り切っていける感じでした。

サーブに関しても、特別に回転量が上がるわけではなく、素直な軌道での飛びなのでコースは狙いやすい印象でした。スピードはやや出やすいように思います。

まとめ
  • ボックス形状のようなコントロール性
  • スピン・スライス共に癖がない
  • 幅広いプレースタイルに対応
  • サーブ・ストローク共にグリグリスピンは不向き
  • 薄グリでフラット系でも対応可

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