基本情報(スペック) | |
フェース面積 | 100sq.in |
平均重量 | 300g |
平均バランス | 320mm |
ストリングパターン | 16×19 |
フレーム厚 | 23-26-24mm |
長さ | 27in |
グリップサイズ(国内発売) | G1-G3 |


このモデルの最大の特徴はこちら
機種名にもついている「DB(ダブルブリッジ)」、硬めのゴムのようなものが(高分子エラストマー)ヨーク(ブリッジ)部に埋め込まれているために振動吸収性が良くなり、その部分のグロメットがフェース側に突起していないために通常のグロメットよりも7mm縦糸が長くなる分、球持ち感が増すとの事。


個人的なgoodポイントはココ!!

グロメットホールが通常(大きくない)の大きさで、打球感がぼやけにくく面を感じやすい設計に
近年のラケットは他メーカーも含め、グロメットホールを大きく作る傾向があり結構ぼやけた打感になりやすくストリングのたわみが大きくなりすぎて面を感じにくい印象になりがち(メリットは球持ち感が長くなりスピン性能は高まるのですが)好みは分かれる所ですが、個人的にはこのグロメットホールに魅力を感じます。

では、実際の使用感は
ストローク
- 球持ち感と反発のバランスが絶妙
- 自然なスピン性能
- 中厚の中では軌道は低め
- 打球感はマイルドではあるが情報まではカットせず
まず、「つかむ感じ」と「弾き出すタイミング」のバランスが良かったです。「つかむ感じ」が強すぎるとコントロール性は高まるのですが、球威が出にくく失速感が出る。「弾きが強い」とスピードは出るが、乗らない分コントロール性は低くなる感じがありますが、こちらのモデルは若干つかみ感が強いものの弾き出すタイミングがよくかなり気持ちよくボールが飛んでくれました。
スピン性能は自然な回転量で軌道は中厚のわりには低めで、平均的な軌道で鋭さはそこまで出ないですが安定感は抜群でした。手に伝わる振動は少なめですが、グロメットホールが小さいおかげかきっちり情報は伝わってきます。(インパクトでの力加減や面の向きがわかりやすかった)
誰が使っても悪いイメージは持ちにくそう、逆を言えば特徴の薄い印象はありますが、扱うレベルを問わない素直なラケットです。
ボレー
- 弾きはやや強め
- 打球感はマイルド
- スライス系よりは厚く当てる系のほうが吉
弾き感があるので、面を作れば楽に飛んでくれます。でも硬い感じは手には来ないので感覚的には打球感はマイルド。(フレームは硬い印象)
スライス系のバックボレーなどは弾きがよく浮いてしまう場面が多かったですが、厚い当たりを意識すれば浮くことは少なかったです。パワーがある分楽に深く言ってくれますが、バックアウトの心配も同時についてくる感じでした。
こちらも癖のない感じで、どのレベルの方でも快適にボレーできる感じ、しいて言うなら上級者でタッチプレーヤーにはちょっとパワーがありすぎなのではないでしょうか。
サーブ/ゲームでの使用感
- サーブの振りぬきバツグン
- ストロークの安定・安心感大
- スライス系はやや浮きやすい
サーブ・スマッシュなどのオーバーヘッド系のショットの振りぬきはかなり良かったです。中厚で空気抵抗も大きいはずなのですが中厚とは思えないような振りぬき感。そのため回転をかけやすくサーブの安定につながり、威力UPにもなっているように思いました。
とにかくドライブ系のストロークが良かったです。乗りと弾きバランスがよく厚く当たっても暴発もなく、あたりが薄くなってしまっても乗りが良い分ネットは超えてくれる。不思議なくらい安定しました。スライス系は弾きが強く浮きやすく難しい印象でした。
ストローク主体でバックハンドが両手でドライブで打っていきたい方・安定感を求める方には強い味方ではないでしょうか。
男性パワー系のハードヒッター
- あらゆるレベルの方に当てはまる、癖の少ないオールラウンドなモデル
- 競技思考の女性(300gのモデル)
- スクール初級~中級女性(280g)/男性(300g)
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