【2021年12月発売】プリンス:ファントム100基本情報・試打レビュー

プリンス
基本情報(スペック)
フェース面積100sq.in
平均重量305g
平均バランス315mm
フレーム厚20-22-20mm
ストリングパターン16×18
長さ27in
グリップサイズ(国内発売)G1-3
メーカーカタログより
店長:田畑
店長:田畑

前作との違いは

ラケットシャフト部からグリップ部に高分子エラストマーを搭載し、前作よりさらに不快な振動を取り除く構造にバージョンアップ

その他のモールド(金型)などの変更は無いようです

店長:田畑
店長:田畑

個人的な一押しポイントはデザイン!!

何といってもフレーム全体のグロス塗装(つやアリ)、近年マット塗装(つや消し)が多く個人的にはイマイチだったのですが、この艶々の塗装が太陽の下・インドアコートのライトの下ではバツグンにはえます。

店長:田畑
店長:田畑

では、ここから実際の使用感を

ストローク

  • 飛びはかなりいい
  • 打球感はマイルド
  • スピン(引っ掛かり)は前作のほうが上
  • スピードは今作がバツグン

フレーム厚20-22-20mmという薄ラケとは思えぬ飛びで、パワーは中厚並みに感じます。だからと言って打球感はマイルドで「カンカン」するような硬い感じはなく、逆に振動止めを付けているかと思うくらい雑振動は手に伝わってこないです。

前作よりも若干フレームの反発力が高く、しなりが少なくなったように感じ、そのため引っ掛かりは前作のほうが良かったように思います。その代わりボールスピードは断然今作のほうが上がる印象でした。

反発性能が高いせいか乗せるようなスライス系ショットはほとんど乗る感じはなかったです。

ボレー

  • 弾く系
  • 打球感はマイルド(ストローク同様)

見た目のイメージ(薄ラケ)とは裏腹に弾いて飛ばす感じ、良く言えば面を作れば楽に飛ぶ、悪く言えば乗りが少なく弾きが強いのでコントロールしにくくボールが浮きやすい、打球感はストローク同様にマイルドですが、乗せて運ぶイメージのボレーヤーには難しいと思います。

ゲームでの使用感/サーブ

  • ドライブ系ショットはバツグン
  • 球速・威力大
  • 乗せて運ぶショットはイマイチ
  • 飛び出す力が強い分回転は薄い当たりで(サーブ)

前に飛ぶ力(反発力)がかなり強いので、ボールのスピード・威力はかなり出ます。フォアバック共にフラットドライブ系で真後ろから「シバク」打ち方で打てば打つほど収まりがよく鋭いボールが行きます。(若干面を伏せてるくらいでも前に飛ぶ)

半面、スライスやフェースを開いてゆっくり乗せていこうとすると乗る前に飛んでしまいそのまま浮いてアウトになる事が多かったです。

サーブも同様、フラット系の威力はバツグンですが厚く当てて回転をかけようとすると引っかかる前に飛んでしまいます。回転系を打つなら薄めのあたりでをイメージすれば安定はしました。(正直もっとサーブを打って慣れないと飛びのイメージが付きにくかった)

合う方
  • 攻撃的ストローカー
  • 薄ラケ好きだがパワーの欲しい方
  • 打球感や振り切る気持ちよさを求める方

とにかく、後ろからボールを潰すイメージでストロークを打つ方には絶対ハマると思います。ボールのスピード・威力を最大限のスイングでボールに伝えたい・ストロークでエースを取りたいと思う方には是非(変に加減しない方がボールが収まる印象)

一般的なプレーヤーであれば「パワーは欲しいが中厚ラケットはちょっと」という方には薄いフレームからは想像できない位飛んでくれます。そして、反発が強いが打球感に嫌な硬さが無いので気持ちよく打てると思います。

合わない方
  • 運ぶスイングの方
  • ボレーヤー
  • スイングスピードの遅い方

乗る要素よりも反発する感じが強いので、乗せて運ぼうとするとイメージよりも早くボールが飛んでコントロールが効かない可能性大

ボレーヤーも多くの方は乗せていくイメージを持っているのでNGかと

薄ラケですがボックス形状のような乗り・粘りは弱いので見た目(フレーム厚)のイメージで手に取ると失敗するかもしれません。

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