【テクニファイバー】TF40(305g・16/19):2022年1月発売

テクニファイバー
スペック(基本情報)
フェース面積98sq.in
平均重量305g
平均バランス325mm
フレーム厚21.7mm
ストリングパターン16/19
長さ27in
グリップサイズ(国内発売)G2-3
メーカーカタログより

試打前の考察

その

シャフト部は正統派ボックス形状でしっかりしなりを感じそう

その

フェース部分のフレーム形状は厚みは均一ながら角が丸くなって若干ラウンドしていますので、しなりよりも剛性が高そうで面ブレしにくい感じがします。正面から見た時にフレームが肉厚なので、内側にたわむ感じは薄そうです。

①・②からフェース部は剛性高めで弾きそうなところを、シャフト部のしなりで球持ちを良くしているのかと

その③

グロメットホールはフェース全体が大きく作られています。ストリングの稼働域が大きくなり球持ち・飛び・スピン性能は高まりそうな半面、打球感は悪く言えばぼやけてしまって(よく言えば打球感マイルド)、ボックス形状特有の面を感じる感覚も薄れそうな予感

このグロメットが吉と出るかどうか試してみたいと思います。

その④

テクニファイバーのグリップ形状は扁平なので、薄い握りの方やショットには合いそう。逆に厚い握りのストローカーには力が入りにくい可能性が高いです。

店長:田畑
店長:田畑

では、実際の使用感はこちら

ストローク

  • スペックほどのトップヘビー感は感じられず
  • 振りぬき・操作性良し
  • 打球感マイルド
  • スピンはかかりにくい
  • ボールの軌道は低め
  • 弾きすぎない
  • スペックのわりに飛んでくれる

305g/325mmとトップヘビーのスペックですが、実際振ってみるとそこまでヘッドの重さは気にならず、操作性は意外と高く感じました。グロメットホールが大きい為か打球感はマイルドで手への負担は少なかったが、スピン性能はそこまで高くなく比較的ボールの軌道は低めでボックス形状特有の弾道でした。カンカンするような硬質な感じはなく乗りを感じながらもスペックの割には楽に飛んでくれました。

フラットドライブ系でしっかり振っていく方には向いているのではないでしょうか。スピナーにはボールの持ち上がりとスピン量が少ないのであまり向いていないように思います。

ボレー

  • 弾きすぎない
  • 乗せていくボレーは〇
  • ラケットに助けてもらうのは×
  • 面ブレは少なめ

ボレーに関して言えば、ラケットの見たまんまという感じ。飛んではくれるが、面を合わせただけでは威力のないボールになり、しっかり乗せていく・運んで行く打ち方をしないと生きたボールはいきませんでした。とはいえきちっと運べれば、ボールは滑り威力のある打球になります。重みがあるので相手の強打に対してははじかれる事や面ブレを起こす事は少なかったように思います。

ゲームでの使用感/サーブ

  • 構えた時の威力大
  • 低いボールで攻める方〇
  • 守備はキツイ
  • シコラー相手に打ち抜く精神を持てば〇
  • コースの狙いやすさ威力は〇/サーブ

ゲームでは、序盤にしっかりボールに入れて構えた時のボールの威力(質)は高く、相手にコントロールさせない展開に持っていけました。しかし中盤以降は相手のシコイプレーにラリーが長くなり動かされる事も多くなり中途半端体勢で打ちに行くとミス、フラれた時に高いボールで逃げたい時に浅くなって攻めらる展開に。気持ち的にもっと打ち抜く気持ちを強く持てばこのラケットの良さを最大限に発揮できたかなと反省…

崩された時の、小手先で逃げたい時や、ゆるいボールを打つ時のタッチや引っ掛かりは薄く、柔らかく触る場面ではラケットがしっかりしすぎて乗りを感じにくかったです。

サーブに関しては、コースの狙いやすさ・スピード感は非常に良かったです。ダブルスのサーブ&ボレーの展開にはよさそうでした。ストローク・サーブ・ボレーとボールの質は非常に高まります、基礎がしっかりできた方なら使いこなせるかもしれませんが、柔らかいタッチやゆるいスイングでは乗りを感じにくく球威を落として安定を取るタイプにはちょっとシビアな印象でした。

とはいえ、ボックス系薄ラケの中ではかなり敷居が低く感じました。飛び・スポットの広さすべてにおいてサポート力は高かったです。「薄ラケ好き層」にはかなり幅広いプレーヤーに使っていただけるのではないでしょうか。シングルスよりもダブルスのほうがラケット良さを引き出しやすい思います。

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