スペック・デザイン
フェース面積 | 98sq.in |
平均重量 | 305g(±7g) |
平均バランス | 325mm(±7mm) |
フレーム厚 | 21-23mm |
フレックス(RA値) | 74(±3) |
ストリングパターン | 16/19 |
長さ | 27in. |
グリップサイズ | G2/3 |
全体的にマット(艶消し)な塗装で「ピュアドライブ」と変わらず
「ロゴ」「98」の文字やトップ部のグロメットが「赤」になっていて、赤の差し色がいい感じ
バンパーは「ピュアドライブ」同様、サイドまで伸びています
グロメットホールは「2018年ピュアドライブ」から継承の「ダイアモンドグロメット」
実際の使用感
ストローク
ピュアドライブシリーズでは、一番「乗り」(球持ち)が良く、弾きは弱めで、ピュアドライブ特有の球離れの速さはなくどことなくボックス形状のような長めの乗りを感じます。
フレームの「しなり」はあまり感じず、「フェースのたわみ」で乗ってる感じが強めなので、厳密にはボックス形状のような乗り感ではないですが。弾きすぎないので、乗ってる感触は違うものの乗ってる時間は長いので、フレックスが硬い(RA値74)のに、コントロール性は高い印象。
トップヘビー(バランス325mm)なので、ボールの伸び、威力はかなり出ます。(もちろん振り遅れのリスクは同時に生まれます)
打球感は「SWXPUREFEEL」のおかげで、余計な振動が少なく柔らかく感じますが、決してラケットが柔らかい感じではないです。
打球の軌道は自然な高さに飛ぶ感じ、スピンが過度に(勝手に)かかるわけではなく、しっかり自分でかける意識をしないとかかりません。(個人的には、接触時間が長いのスピン・スライス共に回転はかけやすかったです)とはいえ、グリグリのスピナー向けではなく、フラットドライブ系がベースの方に向いていると言えます。
- ピュアドライブシリーズ1番の乗りの長さ
- 弾きは弱め
- しなりよりたわみ感強め
- 振動吸収性の高さからくる打球感の柔らかさ
- スピン性能はやや低め
ボレー
弾きすぎないので、ボレーのコントロール性は高く感じました。ラウンド形状のラケットは通常弾きが強く、面を合わせるだけで飛んでくれるメリットはあるが、逆を言えば、面がしっかり合わないとコントロールが乱れやすく、インパクト後に修正ができないデメリットがありますが、この「ピュアドライブ98」は弾きすぎないので、しっかり「運ぶ」感覚でボレーができる所がよかったです。
ラウンド形状の中ではかなりボレーしやすい感覚。
フェースが縦長の形・全体的重量がある・サイドまでバンパーが伸びてきている等の理由が関係しているのか、面ブレは非常に少なく感じます、これもまたボレーしやすい要因だと思います。
打球感はストローク同様、振動吸収性の高い意味での柔らかい感じ。
サーブ
トップヘビーなので、ボールのスピード・威力は出ます。(しかし、ある程度しっかり振れることが条件で、ラケットヘッドをうまく走らせれないといけません)
スピン性能は平均的な感じ。(タイミングが合ってうまくインパクトできると回転量も上がる感じ)
シングルスゲームでの使用感
シングルスゲームは正直厳しかった、動きが大きく「ビタッと構えて打つ」シーンの少ない状況では、やはりスペックのトップヘビー感が重くのしかかり、小手先で引っ掛けてとりあえず逃げるショットでは引っかからずにネットしたり、ゲームになると、もちろん「力み」もあり、思いのほかラケットヘッドが走りすぎ(ヘッドが回りすぎ)てのミス等。
あまりスタンダードではないスペックなので、慣れるまでは難しいのかなと。
もちろん、良い態勢で打てる時は想像以上のボールが行くので、攻撃面でのメリットは十分感じました。
ダブルスのほうが守備範囲も狭いので、ボールの威力を出しやすいと思うのでこのモデルのメリットをもっと活かせそうな気がします。ボレーも感触良かったので尚更。
コメント