基本情報(スペック) | |
フェース面積 | 98sq.in |
平均重量 | 300g |
平均バランス | 320mm |
フレーム厚 | 23.5-26-22mm |
ストリングパターン | 16/19 |
長さ | 27in |
グリップサイズ(国内発売) | G1/2/3 |
試打前の考察
その①
フェース上部、1時と11時の場所のフレームの内側が削り取られたように若干のくぼみがあり、メーカー担当者曰く前作に比べ球持ちが良くなっているとの事。旧モデルでは同じ部分が盛り上がっているようなフレーム形状であったので、この形状が実際打ってみるとどのように感じるか楽しみです。
その②
シャフトの最下部(画像メーカーロゴの部分)のフレーム厚が厚くなっています。(旧作ではこのような厚みはなし)この厚みから、しなりよりも弾きを感じる仕様になっているのではないかと思います。
その③
グロメットホールは小さめで、打球感がぼやけずハッキリしそうな感じです。
では実際の使用感はこちら
ストローク
- 「しなり」よりも「たわみ」
- ラウンド特有の弾き感
- パワーはあるものの硬さはナシ
- ラウンド系の中ではノリは良し
まず第一印象は「楽に飛ぶ」「良く飛ぶ」という感じ。かなりパワーのあるラケットでした。反発力が強く飛び出す感じはラウンド系特有の弾いていく感じですが、インパクト時に若干フェースが内側にたわんでくれるのでその分球持ちが感じられて、ラウンド系の代名詞であるピュアドライブのような硬く高反発な感じではなく、少し掴んでくれるので「吹かし」は少なくなります。とはいえ「しなる」感じは感じられず打点が狂うとインパクト後半で修正がきかせれないので、きっちり振り遅れずに振らないといけないと感じました。スピンは程よくかかり、ストリングが動いてかかるのではなくフェースのたわみで掴んでいる間にかけていくイメージでした。厚めのグリップでグリグリスピンの方でも前に飛んでくれる分、スピン重視のプレーでも行けそうです。スライス等、乗せていくショットはちょっと弾きが強く球離れが早く感じました。
ボレー
- 面を合わせるだけで十分
- 運ぶボレーは×
- カット気味にインパクトすると〇
ボレーに関して言えば、完全にラウンド系特有の「面を合わせれば勝手に飛んでくれる」印象が強く、高反発で弾きで飛ぶ感じ、面に乗ってる時間が短いので、「のせて運ぶ」イメージでボレーをすると球離れのタイミングが早いので「まだ飛んでいかないで~」と思っているタイミングで飛んで行ってしまうので、コントロールしずらく結構あっちこっちに飛んで行ってしまいました・・・切るようなイメージでスライス回転多めのボレーなら程よく引っかかってくれて、カット気味のイメージのボレーのほうがこのeゾーン100には合っているように思いました。
ストローク主体のプレーで中間距離でのボレーをあまりせずにもっと前でフィニッシュボレーのみというスタイル方には合うのではないでしょうか。
ゲームでの使用感/サーブ
- フラットドライブ気味は吹かす可能性大
- 薄めのあたりでも十分パワーが伝わる
- しっかり振り切るストローク主体のプレーが〇
- スライス主体のボレーで崩すプレーは×
ゲーム序盤ではいつも通り薄めに握ってフラットドライブ系で打っていたのですが、ちょっと狂うとすっ飛んでしまってバックアウトを量産してしまいました。そこで、若干厚めに握り面を伏せ気味にインパクトするとちょうど良く収まるようになり、個人的には「こんな下向いて前に飛ぶの?」という驚きでした。まっすぐ当ててスイング後半で回転をかけたりボールを持っていくイメージだと球離れが早すぎてまっすぐ当てた時点で飛んでいくので、インパクトの入りから若干面を被せてインパクト入りでボールを削ってスピンをかけるイメージでやっとボールが安定しました。正直、自分的には薄い当たりなのですが飛んでいくボールはスピードがあり威力のあるボールがありました。スライスで遅めの展開に持って行ってタイミングで攻めるようなスタイルにはあまりメリットを感じませんでした。ガッツリ構えてフォアをしっかり、バックも両手でガツガツ行くストローカーにはメリットが大きいのではないでしょうか。
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