基本情報(スペック) | |
フェース面積 | 98sq.in |
平均重量 | 305g |
平均バランス | 315mm |
ストリングパターン | 16×19 |
フレーム厚 | 21-23-22.5mm |
長さ | 27in (※カスタムFITにて0.5inロング変更可) |
グリップサイズ(国内発売) | G2/3(※カスタムFITにてサイズ調整可) |
※カスタムFITはメーカーHPを参照にしてください。
前作からの大きな変更点は
フレーム形状がフェース上部が少しだけ横に膨らみ、先端付近の横糸を長くすることでフェース上部でインパクトしてもしっかりスピンがかかりスイートスポットも上部に広がっています。
ストリング(ガット)の可動域を広げるためフェース最上部(12時の位置)のグロメットの形状が変更。グロメットホールの大きさはそのままでグロメットとフレームの間に少しの隙間を作りインパクト時にグロメットごと動くという仕組み(グロメットホールを大きくしていないので打球感はぼやけないとの事)
比較として下の画像がグロメットホールの大きいパターンです(vコアプロ97)
こちらの2点が前作からの大きな変更点です。
そして実際の使用感は
打球感・球持ち・飛び
不快な振動がなく、手に伝わる感覚はマイルド。フレームが柔らかいというよりは振動吸収性の高さで打球感が柔らかく感じるタイプでした。ボックス形状ではないですが面がしっかりしていて「たわみ」よりも「しなり」のほうが感じられてグリグリのスピン系でなくても違和感なく使えました。
飛びに関しては、前作との比較でいうとかなり良くなった印象。飛び・伸び共に良かったです。(前作が飛びと伸びが無さ過ぎたこともあると思います。)
ストローク
フェース面積98sqinで最大フレーム厚23mmなので振りぬきは良かったです。
「跳弾道(ちょうだんどう)」とスピンを前面に押し出した「vコアシリーズ」ですが、こちらの98のモデルは極端に引っかからないので、フラットドライブ系の方のほうが合うように思います。
普段通り厚めのあたりで振っていけばいつもよりスピンのかかりが良いという程度に思ってもらう方が良いですかね(あくまでも極端にはかかりません)
ボレー
カンカン弾くような感じはなく、どちらかというと反発力は低めで比較的面に乗りやすい感触で運ぶようにボレーをする方には良いのではないでしょうか。テーパーラウンドフレームの見た目よりは弾きが弱めだと思います。
個人的には飛び過ぎない好きな感じでした
総評
「跳弾道」とスピンを売りにしたシリーズですが、こちらの98のモデルは素直な飛び・球持ち感でした。フラットドライブ系でストローク、タッチ・コントロールといったオーソドックスなオールラウンダーには扱いやすいのではないでしょうか。スライス系のショットは引っ掛かりが良く、回転と重みが上手く両立してたようにおもいます。
エッグボールのような高弾道なボールをイメージされる方はvコア100が合ってるように思います。
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