【2021年9月発売】プリンス:ビーストO3(300g)基本情報・試打レビュー

プリンス
基本情報(スペック)
フェース面積100sq.in
平均重量300g
平均バランス320mm
ストリングパターン16×19
フレーム厚23-26-24mm
長さ27in
グリップサイズ(国内発売)G1-3
メーカーカタログより
店長:田畑
店長:田畑

O3シリーズといえば最大の特徴はこちら

トップ部とサイド部に空いたこの大きな穴?←こちらが最大の特徴

ストリングの可動域を最大限に広げ、スイートスポットを広げスピン・パワーともに向上させる構造で、空気抵抗が少ない為振りぬきも抜群です

店長:田畑
店長:田畑

前作との違いは

モールド(金型)・重量・バランスは全て同じで唯一の違いは、グリップ内部に「高分子エラストマー」という振動吸収効果のある樹脂?が吹き付けられているとの事(実際はグリップ内部で外見ではわかりませんが)

店長:田畑
店長:田畑

ここからは実際の使用感をお伝えしていきます

ストローク

  • 手ごたえのある打球感
  • しなり・たわみはほとんど感じない
  • ストリング次第で味付けが変化

昔のO3タイプは、ぼやけた打球感で打った感がなかったですが、今回のモデルはしっかりと手に伝わる感覚があります。しかし、硬さはなく非常にマイルドな印象(高分子エラストマーがいい仕事している感じ)。フレームのたわみやしなりはほどんど感じることができませんでした。おそらく、フレームの形状上剛性は高めだと思います。ストリングが真後ろにたわんでその戻りで飛ばしてくれるイメージ、下から上にこすったスイングをしたときにはあまり縦方向にストリングが動く(たわむ)感じはなかったです。なので回転は思ったほどかかりませんでしたが、ストリングをスナップバックしやすいスピン系に替えればかかりそうな感じでした。フレームに味付けがあまりない分、ストリング次第でフラット系にもスピン系にもなる印象を受けました。

ボレー

  • 弾き強め
  • スライス系は不向き
  • 打球感はマイルド

スライス系でカット気味にボレーをしても引っ掛かりが少なく、ボールが浮く印象がありましたが、できるだけフラット系やドライブ系で厚く当てた時のたわみとはじき出しはシリーズ史上最もよかったと思います。スポットでとらえた時のパワー感が強く、楽に飛んでくれる印象。スイートエリアも広めでダブルスでのボレー合戦で活躍しそうな感じです。

ゲームでの使用感/サーブ

  • 弾きがよくパワー系
  • 厚めのあたりでしっかり振りぬけば武器になる
  • 合わせるタイプもOK(リターンがやりやすい)
  • サーブは振りぬきがよく回転をかけやすい

総合的にパワーのあるタイプなので、厚めのあたりでしっかり振り切ればエース級のボールが行きます。また、リターンのような小さなスイングで合わせる場面ではしっかり飛んでくれます。小さなスイングで相手の力を利用するタイプの方にはかなり楽にプレーできるのではないでしょうか。私のような中間的なスイングスピードだとボールがつぶれる前に飛んで行ってしまうのでオーバーパワーでバックアウトになる場面が多かったです。スライス系のショットも薄めに当てるとそれほどではないのですが、厚く当てて乗せて運ぶ場面では、運んで行きたい時にはもうボールが浮いて飛んで行ってしまいロングになる事が多かったです。しっかり両手でフラットドライブを軸に打っていくタイプの方であれば問題ないのではないでしょうか。

サーブは振りぬきの良さが回転のかけやすさに直結している印象で、強いスイングじゃなくても安定感も出ますし、スイングスピードを上げてもっと回転をかけてスピンやツイストで跳ねさせて攻撃したい方には良いと思います。

O3というと「スピンをかけやすい・良くかかる」というイメージがありますが、こちらは回転がかかるような縦方向のストリングの動きは少なく、真後ろに大きくたわむ感じで、フラット系で面を合わせるプレーヤーに合ってるのではないでしょうか

スピンをかけたくてO3を選ぶと、ちょっとイメージと違う可能性が高いです

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