【ヘッド】オーセチックスピードMP(2022年3月発売)基本情報・試打レビュー

ヘッド
基本情報(スペック)
フェース面積100sq.in
平均重量300g
平均バランス320mm
フレーム厚23mm
ストリングパターン16/19
長さ27in
グリップサイズG2-G4
メーカーカタログより

試打前の考察

その①

前作からモールド(金型)の変更は無く、デザインの変更以外は見た目からは大きな違いは見受けられません

その②

前作同様ストリングパターンは16/19でありながら縦糸横糸のピッチが広めで、他の16/19よりも飛び・スピン量は上がりそうです。(前作との変更点なし)

その③

前作から進化した「オーセチック」というテクノロジーを搭載している模様、フェース下部にあたるヨーク部にオーセチックが搭載されているとの事、内部構造の為見た目ではイマイチわからないです。果たしてこの「オーセチック」がどのように感じるか楽しみです。

「オーセチック」に関しての情報はプレステージMPの記事に乗せてますので、あわせてお読みください

その④

こちらも前作同様ですべてのグロメットホールが大きく、インパクト時にガット(ストリング)のたわみ・可動域が広がり、球持ち・スピン性能に一役買いそうです

デザイン

フェース部はグロス(艶アリ)ブラックでシャフト部はマット(艶ナシ)ホワイト・グリップエンドのロゴマーク、スピードの「S」マーク共にピンクゴールドのカラーで男性・女性問わずに手に取りやすい感じです

ここからは実際の使用感をお伝えします

ストローク

  • シャープな打球感
  • 飛び・スピン性能高め
  • 弾きがよくスピードが出やすい

前作と比べ、打球感・フレームは硬くなった印象で弾き出す力が強くなったように思います。そのおかげか飛びも良くスピードも出やすく、ストリングパターンの縦横のピッチが広い為かスピンもかかりやや軌道は上がります。あたり外れがハッキリした打感でスイートスポットでとらえた時は気持ちよくボールが伸びていきます。しかし、外すとそれなりに硬さが手に伝わり力が入らず面がブレることもあります。

ボレー

  • 弾き強め
  • 面を作るだけで軽く飛ぶ
  • あたり外れがハッキリする打球感
  • 乗せて運ぶボレーはイマイチ

中厚ラウンド形状ではないものの、それに似たような弾いて飛ばす感じの印象で、面を作りさえすればラケットのパワーで簡単に深く飛んでくれます。乗りを感じにくいので乗せて運ぶイメージのボレーは乗せる前に飛んで行ってしまって、そのイメージのボレーをされる方にはちょっと弾きが強すぎてオーバーパワーぎみに感じるのではないでしょうか。打球感はぼやけた感じはなく、きっちりとらえた時の気持ちよさ、外した時の「外した感」どちらも含めてかなりダイレクトな打球感でした。

ゲームでの使用感/サーブ

  • 弾きが強く想定よりも飛ぶ
  • 薄い当たりでも十分
  • 厚いインパクトではオーバーパワーぎみ
  • 回転をかけやすい/サーブ
  • パワーを求める方はアリ

やはり弾きが強く良く飛びます、まったく乗らないわけではなく乗ってからの戻りのリアクションが早くさらに戻りに力があるので、厚めにとらえるとイメージよりもちょっとアウトになりやすかったです。少し薄めのあたりにするとスピン量も増えボールも弾きで飛んでくれるのでちょうどよかったです。打球感・飛び・球離れ感等フレームの見た目的には「ボックス寄り?」のようにイメージしてしまうかもしれませんが、黄金スペックの中厚ラウンドっぽい感じでした。とはいえピュアドライブほどのハイパワーではないので、それと比べると抑えが効いています。

サーブはかなり楽にスピードが出ますし回転をかけやすいので、力まず回転とコース重視で打ってもかなりスピードのあるボールが行ってくれました。すごく楽に打てました。

ガンガン振っていく方というよりは、パワーが欲しい方や苦しい場面でのカバー力が欲しい方、主に部活生や、「これから試合に出ようか」というような一般のプレーヤーに向いているのではないでしょうか。

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