スペック | |
フェース面積 | 98sq.in |
平均重量 | 295g |
平均バランス | 325mm |
フレーム厚 | 22mm |
ストリングパターン | 18/16 |
長さ | 27in |
グリップサイズ(国内発売) | G1/G2 |
デザインは他メーカーにはない塗装です。角度によって色が変わる凝った塗装をされています。
グリップエンドは前作から変更になり、フレームのカーボンにダイレクトにグリップエンドが付いていて、メーカーによると「インパクト時のグリップの安定感が増し、ねじれに対してブレにくくなる効果が見込めます」との事。
ストローク
- スピンより飛び!?
- グリップエンドの効果はよくわからない
- 前作よりも硬い
ストリングパターン18/16とスピン使用とのことですが、個人的(フラットドライブ系)にはスピンよりも飛びが良い印象を受けました。ストリングパターンもありますが、フレームの剛性(反発力)が前作よりも高くなったように感じた事が飛びの良さを感じる要因だったように思います。剛性が増したといってもカンカンするような打球感の硬さはなく、振動吸収性が高いマイルドな感じ(どのメーカーも最近はこの打球感が多いように思います。)
結構高い軌道でボールが飛んでも落ちてくれたため、薄めのあたりでしっかりこすり上げる方にはスピン性能は上がるのではないでしょうか。
今作大きな変更となったグリップエンドの効果は正直良く分からなかったです。おそらくもっとお互いのボールが鋭くないとブレを抑制する効果は感じ取れないのでしょうか。
ボレー
- ブレは軽減
- 飛びは良いが浮かない
- 乗る感じ
前作に比べフレームの剛性が上がったように感じる為か、面ブレは軽減された印象です。打球感もクリアで手に伝わる振動と飛びはリンクしているように感じました。飛びは良いですが、弾くような感じではなく乗ってくれるのでボールは浮きにくかったです。当たり前ですがスポットを外すと飛びは悪くなり、きっちりインパクトできる方でないと使いこなすのは難しいと思います。
ゲームでの使用感/サーブ
- 厚めのあたりはリスク大
- 薄く引っ掛ける感じは〇
- サーブは回転をかけやすい
実際のゲームでは、力みもあるせいもあって、厚めに当たると球離れが早くて回転をかけに行く前にボールが飛んで行ってしまってバックアウトが多くなりました。薄めのあたりでインパクトまでの入りのスイングで回転をかけるイメージで打つとおさまりが良くなりました。結構薄めのあたりでもボールが深くまで飛んでくれたのは良かったです。しかしあたりが薄い分ボールの威力がなく相手を崩すほどのボールはいきませんでした。私のようなナチュラルなフラットドライブ系よりも、もっと高い軌道で高さを出し立体的な配球のイメージでプレーされる方に向いているように思います。
サーブに関して言えばもちろん威力は落ちますが回転をかけやすかったので、2ndサーブの安定感は高め、攻撃面でいえばスピンやスライスの変化でサーブを組み立てる方には扱いやすいのではないでしょうか。
個人的な感想はフラットドライブで低めの軌道で打っていくフォアストローク、バックはスライスでしのいでボレーで決めるプレースタイルの私のようなタイプには球離れが早すぎてボールの収まりが良くないのでストロークミスが増えてゲーム全体のリズムが悪く合っていない感じがしました。合う方はストロークはスピン系で高い軌道で跳ねるボールで相手の体勢を崩す組み立ての方、サーブもスピードよりも回転の変化をつけていく方ではないでしょうか。
コメント